つらいこと



辛いのでした。ももが不機嫌だったのが辛かったのでした。

じっさい、あたしが服を長いこと借りてしまったのは悪しきことです。ほんまもんの駄目人間です。でも、ももはそれに怒ってるのではなくて、お母さんに怒っていたようなのでした。だけど、いらいらと、あせってにもつを渡して渡されるのは、あたしには辛いことなのでした。

でも、なんだか、こんな些細なことはいつだって伝えにくいので、自分の中できみどり色のパンみたいなものがおなかにたまるようで、それが脂肪になっていくようなきぶんです。