冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)

冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)

大好き江國さん。江國さんの本はゆっくり時が流れる。素敵な大人の時間が流れてるなぁと思う。辻仁成の方も読んでみたいな、とちょっと思ったけど辻仁成は前読んだ「ミラクル」っていうのいまいちだったからどうかと思うけど一回図書館で探してみます。



きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)

きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)

戯言シリーズの人。クビキリサイクルを読んでみたかったんだけど図書館に無かったからとりあえずこれを借りてみた。こう、馬鹿みたいに論理的にしゃべるキャラばっか出てくる小説を読むと僕の思考もそんな風になるから困る。本格ミステリを謳ってる割には一介の高校生がアリバイトリックだけを見破るって感じでどうかと思う。というかもう、ミステリって面白くないよなぁと再確認。



グミ・チョコレート・パイン パイン編

グミ・チョコレート・パイン パイン編

自分内オーケン祭りの続きぽく。グミ編は読まなかったんだけど、まぁチョコ編とパイン編だけでも十分な感じだ。チョコ編は作者の余計な気持ち的なものが入っていてそれがなんだかうざい。「そこはそれじゃだめだろ!という作者の思いが届くはずも無く‥‥」とかだいぶ余計です。物語自体はそうつまらない訳でもないのにそれがあるだけで憂鬱になる。パイン編は余計な気持ちはあんまり入ってなくて、音楽好きなアングラ嗜好の高校生としては痛いところを突かれたりで、悪くはない感じでした。パイン編だけ読めば十分だ。



希望の国のエクソダス (文春文庫)

希望の国のエクソダス (文春文庫)

読んでる途中なんだけど、2000年頃の経済事情とか政治問題とかが沢山出て来て難しい。僕が小学生だった時代にこんな事があったんだなぁとは思うけど理解はしてないと思う。この、主人公もたいして理解ができているようでは無いから、大人でもやっぱりというか僕は今大人とそう変わらないものだと思うし、経済やら政治やらは理解している人たちが動かしている訳ではなくてただなんとなく動いて行ってしまうものなのかなぁと考えた。